MENU

情報商材に騙される人の特徴は?損する前に疑うべき販売手口や対処法、相談先も紹介

「なぜ情報商材に騙される人がたくさんいるの?」「情報商材って詐欺だらけで稼げないの?」このような疑問や不安をもっていませんか?

今回は、情報商材初心者の方に向けて、情報商材に騙される人の特徴や疑うべき詐欺的手口、そして具体的な対処法を解説します。

インターネットの普及とともに、かつてないほど身近なものになった情報商材。実際、詐欺まがいの情報商材に騙される人は少なくありません。

この記事を読むことで、詐欺的な情報商材を見抜く力が身につき、安心して情報を活用できるようになるでしょう!

ぜひ本記事を参考にして、あなたの大切なお金と時間を守ってください。

目次

情報商材とは何か?

情報商材とは、インターネットを通じて、特定の知識やノウハウ、技術などをデジタルコンテンツとして販売する商品のことを指します。これには、電子書籍、オンラインコース、動画教材、ウェビナー、ソフトウェアなどが含まれます。

投資、ビジネス、健康、ライフスタイル、趣味など、あらゆるジャンルの情報が商材化されています。例えば、投資戦略に関するeBookや、ビジネススキルを学べるオンラインコース、ダイエット法を紹介する動画シリーズなどがあります。

近頃では、「情報商材(屋)」というワード自体に〝怪しい・信用できない〟といった印象があるため、「コンテンツ販売」などと言い換えるようになっています。

情報商材の特徴

情報商材の最大の特徴は、物理的な商品を提供しないという点です。基本的にデジタル形式で提供されるため、生産コストが非常に低く、配布が容易であることが特徴です。

 情報商材市場の概要

情報商材市場は、インターネットの普及と共に急速に成長しています。世界的には数十億ドル規模の市場とされており、今後も拡大が見込まれています。特に、オンラインビジネスや個人のスキルアップを支援する情報商材の需要が高まっています。

情報商材のメリット・デメリット

  • インターネットがあれば誰でも手軽に始められます。購入後、直ちに商品を受け取り利用を開始できます。
  • 時間や場所に縛られず、自分のペースで仕事や家事の合間に勉強できます。通学や通勤の必要がないので、時間を有効に使えます。
  • さまざまな専門家から多種多様な質の高い情報を手に入れることができます。
  • 中には、内容が薄く、質の低い情報商材も存在します。誇大広告に騙されて購入してしまうと、期待した効果が得られないことがあります。
  • 詐欺的な情報商材も存在し、誤った情報や不正確な内容が含まれていることがあります。これにより、金銭的な損失を被るリスクがあります。
  • 自分のペースで学べる反面、モチベーションを維持するのが難しいことがあります。また、わからない点を質問できるサポートがない商材も多いようです。

最近注目されているSNSをきっかけとしたトラブル

 SNSは、身近で便利なコミュニケーションツールですが、ユーザー同士のコミュニケーション空間であるという特徴を利用して、悪質業者は勧誘を行います。情報商材の勧誘では、SNSで、ビジネスでの成功や充実した生活等をアピールしている相手から連絡が来たり、相手の投稿やコメントに興味を持って、消費者から連絡したりすることなどをきっかけに、簡単に大金を稼げるなどと誘われ、高額契約をしてしまうケースがみられます。

 また、マッチングアプリが勧誘に使われるケースや、転売ビジネスやFX(外国為替証拠金取引)等のもうけ話を持ち掛けられるケースもみられます。具体的な事例では、「SNSで知り合った相手に転売ビジネスを紹介され、契約してしまった。解約したいが業者と連絡が取れない」、「マッチングアプリで知り合った自称外国人女性にFXのもうけ話をされ、興味を持ち、指示された口座に入金したが、更に高額請求を受けた」など、もうけ話の実態が不明であったり、相手と連絡不能になったりするケースがみられます。

出典:消費者庁ウェブサイト (https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2021/white_paper_113.html)

SNSでの接触をきっかけとしたトラブル相談は、引き続き増加傾向にあるようです。特に政府も問題視しているのが、〝メディアでおなじみの有名人〟になりすました広告を使う「SNS型投資詐欺」です。

『確実に儲かるおいしい投資話など存在しない』、と心がけましょう。

ぐり編集長

特に初心者は、投資系の高額な情報商材には手を出さない!

情報商材に騙される人の特徴6つ

誰もがあこがれる豊かさが手に入ると謳う情報商材に、つい惹かれてしまうことはありませんか?実は私も経験があります。

多くの人が情報商材詐欺に騙されてしまうのは、欲望や希望、恐怖心といった心理的要因、巧妙なマーケティング手法、SNSの影響力、情報リテラシーの不足、経済的な圧力や環境、そして複雑な販売手法が絡み合っているからです。

ぐり編集長

情報リテラシーとは、情報を上手に探して、正しいものを見分けて、しっかり理解して、それを役立てる力のことです。

情報商材詐欺は、再現性のないノウハウや情報を高額で売りつけるビジネスモデルですが、特定の心理的特徴を持つ人々がこの種の詐欺のターゲットになりやすいことがあります。ここでは、情報商材に騙されやすい人の特徴を6つご紹介します。

  1. ラクして大金を稼ぎたい人
  2. すぐに結果が欲しい人
  3. 盲目的に信じやすい人
  4. インターネットに不慣れな人
  5. 自己投資や自己啓発に関心が高い人
  6. 経験が少なく専門知識がない初心者

ラクして大金を稼ぎたい人

ラクをして稼ぎたいという気持ちで、情報商材にひかれてしまう人も多いようです。情報商材の広告やセールスページは、「コピペだけで」「家でダラダラしてるだけで毎月100万」といった、夢のような言葉を並べてきます。しかし、実際には必ずしも高収入が得られるとは限りません。

すぐに結果が欲しい人

結果を急いでいる人は、情報をしっかり調べずに、すぐに飛びついてしまう傾向があります。販売者側はこの心理を利用し、「今だけ!」「数量限定!」などと言って、急いで買わないと損をするような雰囲気を作り出します。冷静に考える時間がないうちに、つい買ってしまって後悔するといったケースも多く見られます。

盲目的に信じやすい人

誇大広告や虚偽の宣伝「スマホをポチポチするだけで報酬が積み上がる」「誰でもスキマ時間に稼げる」といったキャッチコピーをそのまま素直に信じてしまう人です。

さらに、〝世の中には他人を利用して儲けようと考える人がいる〟という発想自体がないので、おかしな部分や矛盾した点に気づかず、「こんなに親切に説明してくれた」「こんなにいい話を教えてくれた」と受けとってしまい、恰好のターゲットになります。

インターネットに不慣れな人

そもそもネット上の情報を正確に判断するスキルが不足していると、詐欺サイトやニセの口コミ、ニセの経歴を信じやすくなります。特に高齢者やデジタルネイティブでない人がこれに当てはまります。

ぐり編集長

デジタルネイティブとは、生まれたときからインターネットやデジタル機器に囲まれた環境で育ってきた世代を指します。

自己投資や自己啓発に関心が高い人

自己啓発系の情報に触れていると、「自分にもできる」というポジティブな考え方が強化されます。結果、販売者の語る成功ストーリーに自分を重ね合わせ、同じように成功できると信じやすくなります。このポジティブな思考は通常は有益ですが、現実的なリスクを見落としやすくなる場合があります。

また、同じ目標を持つ仲間が集ったコミュニティやメンターが控えていることも多くあります。自分たちは特別な集団だ、ここに所属する人は優秀だと思わせ、コミュティに所属すること自体にお金を払う価値があるように感じさせます。

ぐり編集長

メンターとは、特定の分野で経験や知識を持ち、他の人の成長や発展を支援する役割を果たす指導者や助言者のことです。

その分野での経験が少なく専門知識がない初心者

販売者は、難しい専門用語や数字・グラフを持ち出して話を盛り上げ、あたかも真実であるかのように錯覚させることがあります。しかし、専門知識のない初心者にとって、その話が本当かどうか判断するのは簡単ではありません。

これらの特徴を理解することで、情報商材詐欺の被害を未然に防ぐ手助けになるでしょう。ラクに稼げるという甘い言葉にまどわされず、実際に行動を起こす前に十分な情報収集と検討を行うことが重要です。また、不明な点があれば専門家に相談するなど、自己防衛のための具体的なステップを踏むことが求められます。情報商材を購入する際は、常に冷静さを保ち、リアルなビジネスモデルとその収益性をしっかりと評価しましょう。

【詐欺的な販売手口】代表的な5つのセールステクニック

情報商材販売の詐欺的な手口は多岐にわたりますが、いくつか共通する手法があります。ここでは情報商材販売に利用される代表的なセールステクニックを5つ紹介します。

  1. 誇大広告・虚偽宣伝
  2. 架空の成功事例
  3. タイムセール
  4. 限定特典
  5. 無料セミナーでのセールス

誇大広告・虚偽宣伝

「ほったらかしで稼げる」「自動集金装置」「リスクは一切ありません!」といった現実的ではない成功を約束することがありますが、そういった甘い言葉は最初から疑った方がいいでしょう。

架空の成功事例

有名人や著名人を広告塔に起用したり、「私もこの情報商材で成功した!」という架空の成功事例や体験談を掲載し、あたかも信ぴょう性があるかのように見せかけ、商材の価値を高めようとします。

タイムセール

購入者に対して時間的なプレッシャーをかけることがあります。例えば、「今だけ特別価格で購入できる」「数時間以内に申し込まないと割引が適用されない」といった具合です。また、「今すぐ行動しなければ一生貧困から抜け出せない」などの言葉で漠然とした人生への不安を煽り、冷静な判断をできなくさせることもあります。

限定特典

「限定特典」や「先着順での特典」を設ける手口を使います。希少性の高い商品を手にした数少ない人物のひとりになれるという『特別感』にひかれて、衝動的に購入へと動かされます。

無料セミナーでのセールス

無料セミナーを開催し、その場で高額な情報商材を販売する手法も一般的です。セミナーは有益な情報が得られる(しかも無料で!)と期待させますが、実際は商材の販売がおもな目的であることが多くあります。

情報商材詐欺から身を守る方法5つ

情報商材詐欺は、実際にはほとんど価値がない(もしくは再現性がない)デジタルコンテンツを高額で売りつける手口です。情報商材詐欺は巧妙であり、一見して詐欺であると判断するのが難しいこともあるため、被害を未然に防ぐためには、ある程度の事前知識と警戒心を身につける必要があります。こうした詐欺に巻き込まれずに済むよう、具体的な予防策を解説します。

誇張した表現を見抜く

情報商材の広告やプロモーションでよく見られるのが、非現実的な約束や誇張した表現です。例えば、「一晩で7桁の臨時収入」や「これやらない人は人生損してる」といった売り込み文句は、現実離れしています。こうした誇張された表現には疑問を持ち、それが本当に可能なのか、どのような根拠に基づいているのかを批判的に考えましょう

一時の感情に流されない

「年金はもらえない可能性が高い」「老後2000万円問題どころか、もはや4000万円問題だ。準備できそうですか?」などの言葉でとにかくお金に関する不安を煽り、商材の購入をせまることがあります。ひとつの情報商材を買っただけでそんな大きな問題が解決できる可能性は低そうだと思いませんか?漠然とした恐怖心などの感情に流されることなく、一旦立ち止まって冷静に考えることが重要です。

 時間をかけて検討する

緊急性を煽ることで、衝動的な購入を促すことがありますが、購入を急ぐ必要はありません。購入前に十分な時間をかけて情報を集め、必要なら専門家に相談することも検討しましょう。一晩寝たら気持ちが落ち着いて、「やっぱり必要ないか~」と思いなおすことは普通にあります。

ぐり編集長

いまあなたに必要なのは本当にその情報商材ですか?
なんとなく稼げそうだから、と雰囲気で決めていませんか?
実は同じようなものをすでに持っていませんか?

口コミや評判を調べる

他のユーザーのレビューや評価を徹底的に調べることが不可欠です。インターネット上には、多くのレビューサイトやフォーラム、SNSがあり、そこでは実際のユーザーが経験を共有しています。これらの情報を参考にすることで、商材の実際の価値や詐欺の可能性を事前に把握することができます。しかし、評判情報も偽造されることがあるため、複数の情報源からの確認が望ましいでしょう。

専門家に相談する

特に高額な情報商材を購入する場合は、その分野の専門家や知識豊富な友人に相談することも一つの手です。彼らはその商品が実際に価値のあるものかどうか、専門的な視点から評価を提供してくれるでしょう。また、消費者保護機関に相談することで、詐欺の可能性についてのアドバイスを受けることもできます。(消費者庁:消費者ホットライン

情報商材詐欺に警戒するためには、これらの方法を常に心がけることが重要です。詐欺に巻き込まれることは、大きな金銭的損失だけでなく、精神的なダメージも伴います。適切な予防策を講じ、安全に情報商材を利用しましょう。

情報商材ってホントにぜんぜん稼げないの?再現性は?

情報商材の効果は、その内容の具体性や提供者の信頼度、購入者のスキルや外部の状況に左右されます。信頼できる情報商材を選んで、しっかり学んで実践すれば、再現性を高めることができ、成果を感じられるでしょう。

良い情報商材に出会うと、それこそ人生が大きく変わるといった結果につながることもあります。ただし、現実的な視点を持ち、過度な期待を抱かず、根気よく取り組むことが重要です。

ぐり編集長

動画コンテンツ◯本、PDF◯ページなど、中身がたくさんあるほど良いモノだと思いがちですが、すべてに目を通し、きちんと実践できそうですか?時間的な余裕、じっくり取り組む気持ちのゆとりはありますか?

情報商材ってなぜ悪いものだと言われるの?

悪質な商材であろうと良質な商材であろうと、シンプルに結果が出ない人が大多数、という点が大きな要因のひとつでしょう。

結果が出ないことの原因はさまざまですが、いざ購入してみたら

  • 販売者の何年も前の成功体験がもとになっていて、現在では通用しないノウハウだった
  • 個人のカリスマ性や特殊な経験、コネ、地域性、運、体質によって結果が大きく左右されるノウハウだった
  • 倫理観を欠いたグレーな手法でとても真似できないノウハウだった
  • 購入後に追加で高額なオプションを購入しないと成果が出ない仕組みだった

といったケースが多く見受けられます。

また、ノウハウ自体に問題はなくても、

  • 商材を買ったら満足してしまい行動しない
  • とにかくすぐにあきらめてしまう
  • 思っていた以上に作業量が必要で、体力や時間がついていかない
  • 家族の反対があって続けられない

などが原因となって、なんの成果も得られなかったという人も多くいます。

これらの問題を踏まえ、悪質な商材かどうかだけでなく、 自分にあったノウハウかどうかを慎重に判断することが重要です。

もし被害にあってしまったり、おかしいと気づいた時は?

「自分のせいだから仕方がない」「相談できるところがない」とあきらめずに、信頼できる機関に相談しましょう。

全国どこからでも3桁の電話番号でつながる消費者ホットライン『188』
平日:9時00分から17時00分
土曜・日曜・祝日:10時00分から16時00分まで
詳細:消費者ホットライン

相談する際は、できれば事前にこれらの証拠を集めておくと良いでしょう。

  • 購入時の領収書や契約書
  • 広告や宣伝文句の内容(スクリーンショットをとっておく)
  • 販売者とのやり取りの記録(メール、LINE、チャットなど)
  • 銀行口座の取引明細書

まとめ:情報商材に騙される人の特徴や対処法について

今回の記事で、情報商材に騙される人の特徴、疑うべき手口や対処法について説明しました。ポイントをまとめると、次のとおりです。

まとめ
  • 情報商材の市場はまだまだ成長中で、最近は「SNS型投資詐欺」が流行中、その他さまざまなメリット、デメリットがある
  • 情報商材に騙される人の特徴は「ラクして大金を稼ぎたい人」「すぐに結果が欲しい人」「盲目的に信じやすい人」「インターネットに不慣れな人」「自己投資や自己啓発に関心が高い人」「経験が少なく専門知識がない初心者」の6つ
  • 代表的な情報商材販売の詐欺的手口を知っておくと、リスクを抑えられる
  • 一旦立ち止まって時間をかけて考えることで、大事なお金と時間を守ることができる
  • 価値のあるものとないものが入り交じっている世界だが、適切に選び活用すれば大きな価値を得ることができる
  • 商材自体が良質だと判断できても、体力・時間・家庭環境などを考慮したうえで自分にあっているか確認
  • おかしいと思ったら『188』に相談できる

事前に特徴や手口を知ることで、今までより少しは情報商材の購入に抵抗がなくなったのではないでしょうか?

実際に役に立つ商材もたくさんあります。わからないことはとことん販売者に質問し、さらに不安な場合は、ごく少額のものからアプローチしていくと良いでしょう。

ぜひこの記事を参考に、情報を適切に活用してどんどんあなたの夢を叶えていってください!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次