スマホ タブレットで普通に記事が書けるのか? Apple純正ワイヤレスキーボード使用編

2015年5月18日

前回、ペアリングまで行ったApple純正ワイヤレスキーボードを使って、iPhone,iPadでスムーズに記事が書けるのか検証していきます。

 icon-book 特殊キーの動作は?
  ここが良かった! と思う3つのポイント
  外付けキーボード最大の敵「予測変換」
  必須操作テク まとめ
  おわりに

特殊キーの動作は?

まずは特殊キーから見ていきます。
最上段の特殊キーはiphone,ipadの場合一部だけ動きます。一応全部端から押して試していったところ、反応があったのは次の4種類でした。

 icon-angle-double-right 画面輝度コントロール:OK
  音楽の巻き戻し、一時停止、再生、早送り:OK
  音量コントロール:OK
  イジェクトボタン:OK(ソフトキーボードの表示、非表示)

WS000052sp-key2
特殊キーは特に音楽を聴きながら作業するときには非常に便利だと感じました。記事を書きながらでも画面をタッチせず、次の曲にとばしたり音量をコントロール出来ると作業がはかどります。

ここが良かった! と思う3つのポイント

ワイヤレスキーボードをつけて特に良かったと思うのは次の3点です。

1:数字や記号の入力が楽になる

ソフトキーボードだと、記号や数字を入れる度に表示を切り替える必要がありますが、キーボードを接続した場合は自然に入力ができます。

日付を書く場合等、数字や記号が入り乱れた文章を書くときには、その差歴然です。

2:矢印キーで1文字ずつ移動ができる

一文字ごとのカーソル移動も矢印キーのおかげでスムーズです。これまでは、画面を長押しして、カーソルを出してからピンポイントの場所に合わせる、という動作が結構大変でした。

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3:表示可能スペースが広くなる

ワイヤレスキーボードを付けるまで、特にiPhoneではキーボードで画面がほとんど隠れてしまうので、文章のアウトラインが全然見えないのが気になっていました。

画面上からソフトキーボードが消えると、編集画面を広々使えるようになります。

※もしソフトキーボードが消えない場合はワイヤレスキーボード右上にあるイジェクトボタンをクリックすれば出したり消したりできます。

外付けキーボード最大の敵「予測変換」

確かに、次々に文章を書いているときは予測変換のおかげで素早く入力していくことができます。しかし、文章をちょこっと修正したいと思った場合や、一部選択してコピーしたい場合にはこれが裏目にでます

文章の途中を修正しようとする場合

文章中に間違いを見つけてあとで直す場合、直したいところまで矢印キーでスムーズに移動できるのはいいのですが、問題はそこからです。

普通、一部文字を修正した場合、それ以上打ち続ける必要がありません。しかし、予測変換は次の入力候補まで出してしまいます。

WS000056

そこで、まずはどのキーで予測変換の窓が消せるのか、かなり調べたのですが、結果的に窓を消すためのキーは無い模様です。公式サポート掲示板でも無理のようなやりとりがありました。

しかも「予測変換をOFFにしてしまう」ことも出来ないようです。あとは慣れるしかないと判断しました。

予測変換窓を消す方法

予測変換窓を消すには、
  とにかく予測候補から何かを選ぶ
  句読点、スペース、改行のどれかを押す
必要があります。

中でも私が一番速いと思ったのは、スペースを一旦いれてから、deleteキーで削除する方法です。

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スペース+deleteを格闘ゲームのコマンド並に素早く入力することで、1キー押しに匹敵するスピードで何も無かったことにできます。

また、どこかをタッチすれば窓が消えるかと思って一応試してみたのですがだめなようです。

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面白いことに、一旦文中で入力候補が出てしまうと、何処をタッチしても窓が付いてきます。

コピーペーストに工夫が必要

コピーアンドペースト(コピペ)はIT技術の中でも特に偉大な発明です。

せっかくキーボードを付けたので、Shift+矢印キーで文章の一部を選択してコピーできるかも試してみます。もちろん、結果的には「出来た」のですが、ここにもトラップがありました。

Shift+左右の矢印キーを押して選択範囲を広げていく場合、これまた変換可能な部分で予測変換の窓が出てそれ以上選択範囲の変更ができなくなります

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範囲選択中の場合、先程と挙動が違って、スペース+deleteの技は使えません。画面をタッチするか、変換候補を選ぶしかないようです。

コピペをするためのコツは出来るだけ1行以上を選んでから、範囲を狭めていくのが良さそうです。

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図STEP1:文末からShift+Command+左矢印で行先頭まで一気に選択。
図STEP2:Shift+右矢印で、範囲を削っていく。

タッチ操作の方が厳密な範囲を選択できますが、それでもキーボードで大雑把にコピペしてからdeleteキーで消していった方が速い気がします。

選択した範囲をコピーするにはCommand+Cを使います。ペーストするのはCommand+Vです。

必須操作テク まとめ

便利なキーボード操作テクをまとめます。

TABキー

ウェブでの申込みや登録など、フォーム入力の際に威力を発揮します。
Tabキーを押すことで次の入力欄への移動が出来るため、タップして入力欄を選ぶ必要が無くなります。

イジェクトキー

ソフトキーボードを出したり消したりできます。

テキスト選択関連のキーコンビネーション

Command+Shift+A 全選択
Command+Shift+→ 現在のカーソルから現在行の末尾までの範囲選択
Command+Shift+← 現在のカーソルから現在行の先頭までの範囲選択
Command+Shift+上下矢印 現在のカーソルから文章の先頭or末尾までを選択
Shift+左右矢印 1文字分左右に選択範囲を広げるor狭める
Shift+上下矢印 上下の行の同じ位置まで選択範囲を広げるor狭める

 

その他の主要キーコンビネーション

fn + delete 右側の文字を削除
Command+Z 元に戻す Undo
Command+shift+Z やり直す
Command+上下矢印 ドキュメントの先頭、末尾に移動
Command+← 行先頭に移動
Command+→ 行末に移動
Command+B 選択範囲を太字表示
Command+U 選択範囲をアンダーライン表示
Command+I 選択範囲をイタリック表示
Command+C コピー
Command+V ペースト 貼り付け
Command+X カット 切り取り

 

 おわりに

どうしても、タッチ操作が絡んでくる部分がありますが、それでもキーボードは文字を打つもの、と割り切るなら非常に良い武器を手に入れたと言えます。もうスマホでも普通に記事が書ける気がしています。

iPad等大きめのタブレットの場合でも、ソフトキーボードではタッチタイピングができない点や、その分画面表示が狭くなる点を考えると、最終的な打ちやすさ、スピードは共に外付けキーボードの方が上回ると思います。

ここまで出来るなら、あとは記事入力をするまでの段階がセットアップできてしまえば、ネットビジネスなりアフィリエイトなりで情報発信していけそうです。

次はサーバー、ドメイン契約、ブログインストールなど、インフラ部分のセットアップをスマホだけでやるとどうなるかの検証に進んで行きます

 ではまた!

 

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Posted by t6oDIFaphekovas