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Amazonランキングに学ぶ 読まれるタイトルの付け方 2014上半期版

アフィリエイターの仕事は情報発信です。ブログやメルマガの記事を書くときは、

  いかに人の目にとまるタイトルを付けるか?
  今、どういう切り口が求められているのか?

に非常に気をつかいます。

アマゾンで今一番売れている本はどんなタイトルを付けているのか?今回は、情報商材アフィリエイトに特に関係ありそうな「ビジネス・自己啓発」ジャンルTOP50を見てざっくりと傾向をまとめてみました。

日々のブログ記事作成にどう活かせるか?という視点で書きましたので、何かひとつでも使えるネタを見つけてもらえたらうれしいです。 

目次

売れている本はどんなタイトルと企画で魅せているのか?

TOP50冊のうち、私が読んだことのある本は13冊ですが、読んだことのない本も書評などを頼りに、独自な分類(独断と偏見で)で集計しました。

では順に見ていきます。

 まずは普遍のタイトルテクニックから

今期の集計では上位にランクインしていないものの、何かの折に役立ちそうなアイデアをまとめてご紹介します。

マンガにする

言わずと知れたマンガで理解するという企画です。

逸話・格言から学ぶ

これは記事ネタの宝庫です。心を鼓舞する素晴らしい先人の知恵を、自分の仕事、課題にあてはめるとどうなるか?ブログ記事に困ったときには助かる切り口です。

対比を使う

「金持ち父さん貧乏父さん」(ロバート キヨサキ著 筑摩書房)のような、比較を通して主張を際立たせる使い方はいつの世でも効果的です。

金持ち父さん貧乏父さん

王道であることを示す

「不変の~」、「~の真理」などの表現で、いつ読んでも役に立つということを示唆できます。 

禅の思想

私のような俗世間の人間では使いこなせないワードですが、1日座禅を組めば、その間に得た気づきをブログ記事にできる可能性はあるかと思います。ブログ記事に利用しようと考えている時点で、私が禅を理解していないのは明白ですが・・・。

同率8位

・逆の発想
ぶっちぎりのベストセラー1位である、「嫌われる勇気」(岸見 一郎著 ダイヤモンド社 )のように、普通なら避けたいと思うことと真っ向から対峙する、覚悟を問うようなタイトルはインパクトが違います。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

「面倒だから、しよう」(渡辺 和子著 幻冬舎)も、常識とは逆の方向を提示しているが故に、どんな内容なのか気になってしまいます。

面倒だから、しよう

・動物をからめる
表紙に犬や猫の写真があったり、「人生はニャンとかなる!」(水野 敬也著 文響社 )のように、猫が話しているような語り口を使われると、それだけで精神的ガードが下がってしまいます。マインド論的な記事を書くときは、読者に受入れてもらいやすい方法かもしれません。

人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法

このアイデアは単発の記事だけでなく、ブログのコンセプトメイキングにも応用出来そうです。例えば、猫ちゃんが毎日アフィリエイトのアイデアを出していくブログがあれば、私ならリピートしてしまうと思います。

同率7位

・物事の仕組み、原理の解説
「決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法」(國貞 克則著 朝日新聞出版)のように、基本的な仕組みを紐解くことで理解を促そう、というような企画も有り難いです。

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

ブログでも、「そもそも~とは何か?」「アフィリエイトは誰が誰にお金を払っているの?」など、一見当たり前なことの根本にある動きや思想について解説すれば、初心者の役に立てそうです。

どこへ行ってもこれ系の記事はあるものの、もっと原理原則がこうだから、結果としてこうなる、という深い理解を、分かりやすく説明できている記事は少ないと思います。

もしあなたが、自分の方がもっと詳しく、分かりやすい解説ができる、と思うネタがあれば是非深掘りしてみて下さい。その関連記事も用意すればPVが増えると思います!

・一言で言い切る
「人を動かす」(デール カーネギー著 創元社)のように一言で、イイタイコトを示すタイトルを付ける方法です。

人を動かす 新装版

このタイプのタイトルが付いた本は大きなテーマであることが多いような気がします。

ブログのタイトルだと、どれだけ分かりやすく、人目を引くことができるか?あるいは、SEO戦略上有利なキーワードが入っているか、などが大事になってくるので、余り使う機会はないかもしれません。ただ、珍しいキーワードについて記事を書く時などは、一言でタイトルを言い切ってしまうことで、興味を引く効果が期待できると思います。

・エンターテイメント性
「夢をかなえるゾウ 文庫版 」(水野敬也著 飛鳥新社 )などユーモアのあるタイトルを付ける方法です。変なダジャレになってしまわないか心配なので、私はあまりチャレンジする勇気がありませんが、物語的に読ませる場合などに適していそうです。

夢をかなえるゾウ 文庫版

ネームバリュー、権威

「スタンフォードの自分を変える教室 」(ケリー・マクゴニガル著 大和書房 )のように海外名門大学や、外資系企業のネームバリューで裏打ちするスタイルが人気です。

スタンフォードの自分を変える教室

具体的なワードとしては、外資系~の、世界のエリートが~、 ハーバード、スタンフォード、MBA、ゴールドマンサックス、マッキンゼー、東大主席などです。

インパクト

タイトルに、桁外れ、必ず、ゼロ、9割、あるいは100%などの文字、数字が入っていると目を引きます。「伝え方が9割 」(佐々木 圭一著 ダイヤモンド社 )のようなタイトルです。

伝え方が9割

1つのことだけを極めれば、あとはなんとかなる、という期待を持たせてくれる効果があります。ブログでこのテクニックを使う時は、記事の内容がタイトル負けしないように、根拠を示すことが大事だと思います。

「第五の権力—Googleには見えている未来 」(エリック・シュミット著 ダイヤモンド社 )なんかは、もう第五の権力?なにそれ?な感じです。しかも、Googleの会長が書いているというインパクトも大です。これは次の項目に通じますね。 

第五の権力---Googleには見えている未来

伝説の経営者等の著名人

アイコニックな人物の伝記、考え方、心の声が書かれている本も人気があります。特に伝記ではなく、本人が自分で執筆している書籍は非常に貴重です。成功している人の頭の中を垣間見ることができる数少ないチャンスですからね。

ブログで使うとしたら、引用によって自分の主張の裏付けにするといった使い方がメインになると思います。

自分でもできそうだと感じさせる

「世界一やさしい問題解決の授業」(渡辺 健介著 ダイヤモンド社)のように、自分にも実現、実践できそうな言葉が入っていると、読者側としてはちょっと気軽に読んでみようかな、という気になります。

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング 」(赤羽 雄二著 ダイヤモンド社 )も、読めば私も頭が良くなるかもしれない、と期待してしまいます。他にも、スラスラわかるなどの表現も定番ですね。

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

これはブログ記事だけでなく、無料レポートなどを書くときにもとても役立つテクニックです。無料レポートは、大体その情報をもとに何かを実践してみよう、という流れが多いので、「できそう」と思ってもらえない限り、ダウンロードしてもらうのは難しいからです。

タイトルに数字を入れる

これも永遠の定番かもしれませんが、日を追う毎に流行ってきているような気もします。この、具体性を見せて、興味をかき立てるテクニックには二通りの使い方があります。

・3つのコツ、とか7つの法則など、「まとめ、集大成」であることを示す
・~%の人が笑った、~円稼いだ、などデータとしての裏付けを示す。

の2つの方向性ですね。

使いすぎるとうるさくなってしまうかもしれませんが、それでもブログやメルマガにどんどん使っていきたい、強力なテクニックです。

やっぱりこれが人気No.1要素!成功、目的達成のためのシナリオ

今一番人気なのはこのスタイル。なんなら、成功のための法則というのは、永遠不変のテーマかもしれません。ブログ記事などで使えるように、キーワードだけ列挙しておきますね。

【成功目的達成のための】

習慣、基本、方法、理解法、磨き方、教え、お稽古、方法論、ガイド、教室、教科書、原則、ルール、秘訣、カギ、極意、法則

「脳が冴える15の習慣」(築山 節著 日本放送出版協会)に見られるように、特に数字と合わせると最強です。是非どこかで使ってみて下さい。

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

今、人はどんな方向性を求めているのか?

今回集計しているのは、生き方、自由、幸福を目指そうというジャンルなのでそこは皆共通ですが、その方向性は様々です。こちらはランキングではなく、集計から読み取れる傾向に的を絞って考えてみたいと思います。

自分磨きの方向性は?

集計しているジャンルが「ビジネス・自己啓発」なので自分磨きについての本が多いのは当然ですが、中でもその内訳をみると面白い傾向が見えてきます。

財務、マーケティングなどの個別ジャンルの勉強も自分磨きに括るとすれば頭脳やスキル、仕事術を磨く内容の本が20冊なのに対し、自分の心を磨こう、という内容の本は8冊にとどまっています。

一時流行っていた「引き寄せの法則」系の本も相対的に少なくなっていることからも、世間では、いかに自分の頭を鍛えて、考える力をつけるか、スキルとしての仕事術を高めるかの方に興味があるようです。

タイトル要素ランキングの方で見たように、海外名門ビジネススクール、コンサルファームなどのネームバリューが受入れられている背景にもそういった、論理的な実利主義を求める風潮があるのかもしれません。

なので、あまりブログなどで、精神論ばかりを語るよりは、アフィリエイトをビジネスとして戦略的に運営していくにはどうするかや、アフィリエイトに本格的なマーケティングフレームワークを、すぐ使える形であてはめたらどうなるか、のような記事の方が喜ばれるのかな、なんて思っています。

幸せを招くより、悩みを消したい

「幸せを招く」方面の本が3冊に対し、「悩みを消す」方面の本が7冊でした。

「引き寄せの法則」系がポジティブ系と考えても若干「悩みを消す」方面の方が多く求められているような気がします。

ブログ運営に応用して考えるなら、悩みや課題へのソリューションを提示する記事の方が求められるということかと思います。お悩み解決系の掲示板が流行る理由が分かる気がしました。

コミュニケーションスキル向上に興味がある

「対人関係改善・向上」「人に考え、思いを伝える方法」の要素がある本が合計で22(重複あり)ありました。

「マーケティング」、さらに「人間の本質を知る」まで合わせると、計34冊(重複あり)意外にこのジャンルが一番興味を持たれている可能性があるかもしれません。

アフィリエイトも突き詰めれば人間対人間の商売。どうやったら読まれるタイトルが付けられるか、というのもコミュニケーションの一つだし、今後アフィリエイトをやっていく上で、コミュニケーションは外せないスキル。

情報発信をするにも、結局は読者が読みたい記事はなにか?どんな記事なら役に立ったと思ってもらえるか?
そういった思考も欠かせません。

情報商材を特典付きで販売すれば購入者サポートも必要になります。そうなると、アフィリエイトの世界でも、コミュニケーションスキル(人間を理解し、相手の立場と考えに共感し、自分のイイタイコトを効果的に伝える技法)が大事な要素なんだな、と感じます。

今後はコミュニケーションの部分についても、記事を増やして情報発信を強めていきたいと思います。

ベストセラー率が高い

TOP50冊中、32冊が今期の集計が始まる前から売れている本でした。そう考えると、人の心や求める物、悩みは変わらないのではないでしょうか。だとしたら、今回みた傾向は今後もあまり変わらないのかも知れません。

どんな世界でも、ロングランで生き残って行くにはトレンドに左右されない考え方を身につけることが大事です。私も自分自信、勉強しながら、本当に長く役に立つ情報を配信していきたいと考えています。

次回もやります!

さて、何かひとつでも使えそうだと思うネタやアイデア、テクニックがありましたか?書き終えてみて、私としてはもう半期後のランキング動向が気になっています。

ではまた!

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